現在、事業用サイトのリニューアル作業を進めています。(現在はデザイン周りや内部システムの変更の検討対応中です)

2024年9月下旬に始まったWordPress騒動(Automattic VS WP Engine)を自分なりにまとめてみた

「主観をできる限り省いた騒動の概要を知りたい」と思ったのと自分なりに向き合うため、理解を深めるためにもまとめておこうと思い、まとめ記事を作成しました。
英語部分についてはGoogle翻訳を駆使しして確認した上で作成していますが、当方の誤読でおかしい点があった場合は何卒ご容赦願います。
WordPress初心者にも分かりやすいようにできるだけ頑張ってまとめてみましたので、是非読んでみてください。
省けなかった主観的な部分、自分なりの見解・意見については「(主観的)」を入れる形で分かりやすくしたつもりです。参考にしていただければ幸いです。

WordPressは2014年から関わっていますが、コアへの貢献には至っていない程の理解度です。
そのため、有識者の皆様、おかしい点があったら何卒フォローいただけたら大変有難く存じます。

目次

今回の騒動への理解を深めるために必要な情報

特に初心者は読まないと混乱すると思うので、ここはスキップせずに読んでください。

1.WordPressは「GPLv2(またはそれ以降)」のライセンスを持つ「オープンソースソフトウェア」である

GPLv2とは?

ライセンスの1つ。利用許諾のための条件などを定めているもの。
特徴としては、「コピーレフト」という【著作権の権利に関する考え方の一つ。誰でも自由に入手、使用、改変、複製、再配布が認められており、二次的・派生的な著作権についても、第三者による制限を禁じて同じ条件で公開しなければならないと定められている】考え方が該当する。

著作者によってコピーレフトが宣言された著作物は、誰でも自由に入手、使用、改変、複製、(販売を含む)再配布が可能で、この点は著作権が放棄された著作物などと同様だが、コピーレフトでは原著作物を改変したり組み込んだりした二次的、派生的な著作物について、その作者が第三者による自由な使用、改変、再配布を制限することを禁じ、同じ条件で公開しなければならないと定めている。

参照元:IT用語辞典「コピーレフト 【copyleft】」

https://e-words.jp/w/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%88.html

オープンソースソフトウェアとは?

オープンソースソフトウェア(OSS)とは、プログラミング言語などで書かれたソースコードを公開しているソフトウェア。誰でも自由にソースコードを入手、利用、複製、再配布、改変などをすることができる。

参照元:IT用語辞典「オープンソースソフトウェア 【OSS】 Open Source Software」
https://e-words.jp/w/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2.html

【余談】WordPressってCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)?

一応、WordPress.orgのタイトルタグ(HTMLソースを確認)には「ブログから大規模サイトまで作れる CMS – WordPress.org 日本語」と記載されている。ただし、表立って見える状態では「CMS」という表記はされていない。
(「オープンソースのソフトウェア」は表記されている)

元々がブログツールだったことから、CMSと言っても「ブログ特化型のCMS」がより正確ではないかと考えられる。

参考にした情報

主観的なコメントを書いたのですが、
なるべく主観的な文章の記載を避けたかったため、主観的なコメントについてはアコーディオンブロックを使って記載しています。

個人的な見解としては「WordPressはブログ特化型CMS」という認識です(主観的)

WordPressの進化の過程で多機能になってきたことと、フルサイト編集の導入により、WordPressはブログ特化型CMSには分類されにくくなったように感じています。
ただ、WordPressは元々がブログツールであったことから、今も「ブログは1サイト1ページごとの管理」となっていて、WordPressはコンテンツ管理として、コンテンツの共同利用に対するフォロー・SEO要素の入力欄やブログ以外の要素へのフォローがデフォルトで含まれていない点で不十分であると考えており、クリエイトアコード(夜空きり)の主観としては、今も「ブログ特化型のCMS」という認識です。

プラグインやテーマ制作者が対応してくれているので、幅広いWebサイトの種類で実装と運用が可能になってはいるものの、常にWordPressの仕様を考慮しながら自主的に管理していく対応コストを考えると、可能であればWordPressはブログのみで使っていった方が楽だなぁと思うことは正直に言うとあります。対応できないわけじゃないし、複数システムを使う制作・運用コストを天秤にかけると「WordPressで対応した方が良いかな」と思ってしまうのです。

今後、WordPressは「ブログ特化型ではないCMS」としても進化していくのではと期待していたのですが、今回の騒動で今後の動向が分からなくなってきてしまいました……。
ですが、『WordPress以外にも選択肢はありつつも、WordPressの自由度の高さから、他のCMSの選択肢が選びにくかった』『クライアントから「WordPressで」と強い希望があり、向いていないと思うものの、納得させる反論材料がなくて、結局WordPressで作ることになってしまった』という現状は、今回の騒動が新しいCMSが増えるきっかけになり、CMSの選択肢が増えることで改善されるかもしれません。

参考にした情報

2.WordPressは「マイク・リトル(Mike Little)」氏と「マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)」氏がニュース・ウェブログツールである「b2/cafelog」のフォークを作成したのが始まり

WordPress は、マイク・リトルとマット・マレンウェッグが b2/cafelog のフォークを作成した2003年にスタートしました。

参照元:このサイトについて – WordPress
https://ja.wordpress.org/about/

ウェブログツールとは?

ブログツールのこと
参照元:IT用語辞典「ブログ 【blog】 ウェブログ / weblog」

フォークとは?

ソフトウェア開発プロジェクトなどで、ある時点までの成果物を元に新たなプロジェクトを立ち上げること
参照元:IT用語辞典「フォーク 【fork】」

参考にした情報

3.WordPressはほぼ同名のサービス「WordPress.com」がある

オープンソースソフトウェアのダウンロード先のURLは「wordpress.org(日本の場合はja.wordpress.org)」となっているが、「wordpress.com」でアクセスすると、マネージドホスティングが含まれているサービスページが表示されます。

マネージドホスティングとは?

すごくざっくり言うと「専門スタッフがサーバーの運用・管理を代行するサービス」
WordPress.comの場合は、WordPressを運用するために必要な技術的な側面であるサーバー・ドメイン・システム(機能)などをサポートしており、月額利用料を支払う(様々なプランがある)ことでユーザーは「情報(コンテンツ)の更新・編集・投稿」に集中することができるようになっている。

参考にした情報

4.WordPress.comの運営元は「Automattic」という会社であり、Matt MullenwegがCEO(最高経営責任者)である

In 2014, Automattic CEO and WordPress co-founder Matt Mullenweg committed to dedicating 5% of our company time to WordPress core, and invited other businesses and individuals to join us. Matt’s call to action invited organizations that want to “grow the WordPress pie (and not just their piece of it)” to dedicate 5% of their resources to WordPress core.

参照元:About Us – Automattic
https://automattic.com/about/

2014 年、Automattic の CEO で WordPress の共同創設者である Matt Mullenweg は、会社の時間の 5% を WordPress コアに割くことを約束し、他の企業や個人にも参加を呼びかけました。 Matt の呼びかけは、「WordPress のパイ(自分の取り分だけではなく)を拡大したい」組織に、リソースの 5% を WordPress コアに充てるよう呼びかけました。

参照元:Google翻訳(そのまま)

参考にした情報

5.WP EngineはWordPressのプラットフォームである

「No.1」や「役立っている」など、アピールする文言は入っていますが、原文を改ざんできないので、そのまま引用しています。
なお、アピールする文言をなかったことにして概要を要約した場合「WP EngineはWordPressのプラットフォームです。業界に特化した専門的なソリューション スイート(課題や問題解決につながるためのシステムやアプリケーションのセット商品)や開発者中心のツールなどを提供しています」という文章になると考えます。

WP Engine is the #1 platform for WordPress
WP Engine empowers companies and agencies of all sizes to create, manage, and optimize their WordPress websites with confidence. We provide premium, enterprise-grade solutions, tools, and services, including specialized, industry-tailored solution suites, and developer-centric tools.

参照元:About Us – WP Engine
https://wpengine.com/about-us/

WP Engine は WordPress の No.1 プラットフォームです
WP Engine は、あらゆる規模の企業や代理店が WordPress ウェブサイトを自信を持って作成、管理、最適化できるよう支援します。当社は、業界に特化した専門的なソリューション スイートや開発者中心のツールなど、エンタープライズ グレードのプレミアム ソリューション、ツール、サービスを提供しています。当社の WordPress に関する革新的なテクノロジーと専門知識は、150 か国以上で 150 万人を超えるユーザーと顧客に役立っています。

参照元:Google翻訳(そのまま)

参考にした情報

6.WordPressの商標はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が設立した非営利団体「WordPress Foundation」が所有・管理している

The WordPress Foundation owns and oversees the trademarks for the names and logos of WordPress as well as a few other WordPress-related brands.

参照元:ロゴ – WordPress
https://ja.wordpress.org/about/logos/

WordPress Foundation は、WordPress の名前とロゴ、および他のいくつかの WordPress 関連ブランドの商標を所有し、管理しています。

参照元:Google翻訳(そのまま)

WordPress Foundationとは?

The WordPress Foundation is a charitable organization founded by Matt Mullenweg to further the mission of the WordPress open source project: to democratize publishing through Open Source, GPL software.
(中略)
The WordPress Foundation is a 501(c)3 non-profit organization (Federal tax ID 20-5498932) and has no full-time employees or people on salary.

参照元:寄付 – WordPress
https://wordpressfoundation.org/donate

WordPress Foundation は、WordPress オープンソース プロジェクトの使命である、オープンソース、GPL ソフトウェアを通じて出版を民主化するために Matt Mullenweg によって設立された慈善団体です。
(中略)
WordPress Foundation は 501(c)3 非営利団体 (連邦税 ID 20-5498932) であり、フルタイムの従業員や給与制の従業員はいません。

参照元:Google翻訳(そのまま)

参考にした情報

7.【2024年11月1日追記】WordPress.org(Webサイト)はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が所有・管理している

2024年10月22日に提出された「DEFENDANTS’ OPPOSITION TO PLAINTIFF’S ADMINISTRATIVE MOTION TO SHORTEN TIME(日本語訳:原告の行政手続きによる時間短縮に対する被告の反対)」によると、WordPressorg(Webサイト)はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が所有・管理していることが記載されています。

スキルシェア(XのID:@skillsharejp)さんの11月1日の投稿により、このPDFファイルの存在を知りました。
該当する投稿は下記の通りです。

PDFの該当部分(Xの投稿で赤枠で囲ったスクリーンショット)を引用します。
(日本語訳を見ても「原告自身が認めている」と記載がありますね)

WordPress.org is not WordPress.

WordPress.org is not Automattic or the WordPress Foundation, and is not controlled by either. To the contrary, as Plaintiff itself acknowledges, WordPress.org is Mr. Mullenweg’s responsibility.

参照元:DEFENDANTS’ OPPOSITION TO PLAINTIFF’S ADMINISTRATIVE MOTION TO SHORTEN TIME
https://storage.courtlistener.com/recap/gov.uscourts.cand.437474/gov.uscourts.cand.437474.33.0.pdf

WordPress.org は WordPress ではありません。

WordPress.org は Automattic でも WordPress Foundation でもなく、どちらにも管理されていません。それどころか、原告自身が認めているように、WordPress.org はマレンウェッグ氏の責任です。

参照元:Google翻訳(そのまま)

思うところがあり、主観的なコメントを書いたのですが、
なるべく主観的な文章の記載を避けたかったため、主観的なコメントについてはアコーディオンブロックを使って記載しています。

コメント(主観的)

クリエイトアコード(夜空きり)は、前項「6.WordPressの商標はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が設立した非営利団体「WordPress Foundation」が所有・管理している」で触れたようにWebサイトも非営利団体「WordPress Foundation」が所有・管理していると認識していました。

認識が誤りであったことを受け、「WordPressorg(Webサイト)はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が所有・管理している」と認識を改めます。

ですが、オープンソースソフトウェアであり、様々な人が関与することが見込まれているまたは既に様々な人が関与しているのであれば、Webサイトの管理は個人で所有・管理するのではなく、WordPressの商標を管理しているのと同じ団体である非営利団体「WordPress Foundation」が管理するのが適切だと個人的には考えます。
個人の都合で、他のオープンソース利用者(WordPressを使ってWebサイトを制作するユーザー、WordPressを利用するユーザー)を騒動に巻き込まないようにするためにも。
ただ、マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏の影響力を考えると、たとえ非営利団体が管理したとしても、今回の騒動に伴う出来事の結果は変わらなかったのではないか、と考える次第です……。

参考にした情報

ざっくりまとめ

  • WordPressは「GPLv2(またはそれ以降)」のライセンスを持つ「オープンソースソフトウェア」である
  • WordPress Foundation(非営利団体)が商標を所有し、管理している
  • Automattic社が運営する「WordPress.com」がある
  • WordPressは「マイク・リトル(Mike Little)」氏と「マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)」氏が作り、商標を管理するWordPress Foundationは「マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)」氏によって設立されていて、Automattic社は「マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)」氏が最高経営責任者である……というようにすべてに「マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)」氏が関わっている
  • WordPress.org(Webサイト)はマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏が所有・管理している

2024年WordPress騒動(Automattic VS WP Engine)

はじめに

一次情報となりえる情報が見つからなかったものの、TechCrunch(アメリカのブログサイト/ニュースサイト)で「2024年9月17日~9月20日に開催された「WordCamp US 2024」でマレンウェッグ氏がWP Engine社に対する批判を行った」という内容の記事が2024年9月22日に投稿されており、以降、論争が激しくなっていることから、「この情報は信じて良い」としたいと判断しています。
なるべくAutomattic社およびWP Engine社の双方のサイトにある情報を「一次情報」として扱うようにしていますが、このように一部ニュースサイトの情報を参考にしている点、ご容赦願います。

日付については原則「情報元の日付」を優先して記載するようにしています。

名前等の名称で翻訳ミスがあると問題がありそう(例:いくつかの訳があった場合で特定が難しい)な場合は無理に翻訳することを避けて英語表記のままとしています。ご容赦願います。

1.2024年9月17日~9月20日に開催された「WordCamp US 2024」でマレンウェッグ氏がWP Engine社に対する批判を行った

But speaking this week at WordCamp US 2024, a WordPress-focused conference held in Portland, Oregon, Mullenweg pulled no punches in his criticism of WP Engine. Taking to the stage, Mullenweg read out a post he had just published to his personal blog, where he points to the distinct “five for the future” investment pledges made by Automattic and WP Engine to contribute resources to support the sustained growth of WordPress, with Automattic contributing 3,900 hours per week, and WP Engine contributing just 40 hours.

参照元:Matt Mullenweg calls WP Engine a ‘cancer to WordPress’ and urges community to switch providers – TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/09/22/matt-mullenweg-calls-wp-engine-a-cancer-to-wordpress-and-urges-community-to-switch-providers/

しかし、今週オレゴン州ポートランドで開催されたWordPressに重点を置いたカンファレンスWordCamp US 2024で講演したマレンウェッグ氏は、WP Engineに対する批判を容赦なく行った。ステージに上がったマレンウェッグ氏は、自身のブログに公開したばかりの記事を読み上げ、Automattic と WP Engine が WordPress の持続的な成長を支えるためにリソースを提供するという「未来のための 5 つの投資」誓約を指摘した。Automattic は週 3,900 時間を投資しているのに対し、WP Engine はわずか 40 時間を投資している。

参照元:Google翻訳(そのまま)

参照元

2.2024年9月23日 シリコンバレーのQUINN EMANUEL URQUHART & SULLIVAN法律事務所を通して、Automattic社の最高法務責任者「ホリー・ホーガン」氏宛に「WP Engine に対する Automattic の訴訟対象となる不正行為」という件名で表明を出す

Google翻訳の文章の冒頭部分の情報を元に記載したため、誤訳・誤読がありましたらお知らせください。
また、ここでは主張内容についての詳しい解説等は省略し、「こういう出来事があった」という事実のみを記載しています。

参照元

3.2024年9月23日 Automattic社は、Perkins Coie法律事務所を通して、WP Engine社の最高経営責任者Heather Brunner氏宛に「WordPress Foundation および WooCommerce, Inc. の知的財産の不正使用」という件名で表明を出す

Google翻訳の文章の冒頭部分の情報を元に記載したため、誤訳・誤読がありましたらお知らせください。
また、ここでは主張内容についての詳しい解説等は省略し、「こういう出来事があった」という事実のみを記載しています。

参照元

4.2024年9月25日 「WordPress.org が WP Engine を禁止し、リソースへのアクセスをブロック」したことが判明する

記事の本文中にXの投稿を引用した(埋め込みした)ものがありますが、日付が26日のものとなっています。投稿後に編集したのか、ツールの事情によるものなのかは当方には分かりかねますのでご容赦願います。

WordPress drama went up another notch on Wednesday after WordPress.org, the open source web-hosting software, banned hosting provider WP Engine from accessing its resources.

In a post on WordPress.org, WordPress co-creator and Automattic CEO Matt Mullenweg wrote that pending their legal claims, WP Engine will not have access to the platform’s resources, such as themes and plug-ins.

参照元:Matt Mullenweg calls WP Engine a ‘cancer to WordPress’ and urges community to switch providers – TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/09/25/wordpress-org-bans-wp-engine-blocks-it-from-accessing-its-resources/

オープン ソースの Web ホスティング ソフトウェアである WordPress.org がホスティング プロバイダーの WP Engine のリソースへのアクセスを禁止したことで、WordPress をめぐる騒動は水曜日にさらに激化しました。

WordPress の共同作成者で Automattic の CEO である Matt Mullenweg 氏は、WordPress.org の投稿で、法的請求が保留中は、WP Engine はテーマやプラグインなどのプラットフォーム リソースにアクセスできないと書いています。

参照元:Google翻訳(そのまま)

参照元

5.2024年9月27日 WordPressのニュースで「ブロックを解除した」とお知らせがある

参照元

6.2024年10月2日 WP Engine社がAutomattic社に訴訟を起こす

参照元

2024年WordPress騒動の影響が……

確認できた情報のみを記載しています。

他にもブロックされてしまった人がいるとの情報もありますが、こちらでは確認できていなかったので記載していません。

他にも「マット氏の批判」等の出来事もありましたが、あえて記載していません。

2024年10月8日~2024年10月9日 Ryan McCue氏(WordPressのAPI「REST API」制作者)がWordPressとWordPress Slackからブロックされてしまう

該当する投稿は下記の通りです。

2024年10月9日頃(詳しい日時は不明) WordPress.orgにログインするためには「私は金銭的にもその他の面でも WP Engine とは一切関係ありません。」にチェックを入れることが要求されるようになる

2024年10月16日現在、このチェックボックスは消えていない

2024年10月12日 WordPressがAdvanced Custom Fields (ACF) を新しいプラグインである Secure Custom Fields にフォークすることをニュースでお知らせする

ただし、実態はフォークではなく「上書き」であると考えている
(詳細は本項目の補足参照)

参照元

補足「WordPressがAdvanced Custom Fields (ACF) を上書きした?」(主観的)

主観が入らないように努めていますが、難しいかもしれません。
本補足については「個人的な主観である」点、何卒ご留意の上で読んでいただけましたら大変有難く存じます。
(アコーディオンにすると伝わりにくいと思い、ここではそのまま段落ブロックを使い、記載しています)

WordPressがAdvanced Custom Fields (ACF) を新しいプラグインである Secure Custom Fields にフォークしたとニュースで触れていますが、
非常事態のためのガイドライン18項を適用したとしても、WP Engineはブロックされてしまっていたことからログインができなくなってしまっていたのであり、WP Engineへの連絡自体は取れる状況だったと考えられることから、少なくとも「Advanced Custom FieldsのプラグインのページにアクセスしたらSecure Custom Fieldsのページが表示された(URLはACFと変わっていない)」「既存のACFユーザー(Proではなく無料ユーザー)がWordPress管理画面からアップデートした場合はSecure Custom Fieldsになる」ことが「非常事態のためのガイドライン18項に従ったものとする」と判断するのは強引だと個人的には考えています。
また、フォークであるのなら、別のURLで「Secure Custom Fields」を出して、今回の問題点に対してはWP Engineに対するセキュリティ面や不具合に対する指摘を出した後で「Advanced Custom Fieldsの利用ユーザーに対する警告」または「Advanced Custom Fieldsのライブラリ利用停止」を行うのが今回では適切な行動だったのではとも考えています。
(どちらにしても利用ユーザーにとっては混乱は避けられないですが……)

今回の騒動の問題点について(主観的)

見解・意見を書くときは主観的・一方的にならないように努めていますが、難しいかもしれません。
本項目については「個人的な主観である」点、何卒ご留意の上で読んでいただけましたら大変有難く存じます。
(以降、ほぼすべてが主観的な文章であると判断したので、アコーディオンブロックではなく、見出しブロック・段落ブロックを使い、記載しています)

オープンソースソフトウェアならではの課題や問題点があったはずですが、その点については専門家ではなく、語れる言葉を持ちません。同様に、法律等の専門家ではないため、「訴訟に至るまでの行動に問題が全くなかった」とも「問題があった」とも言えません。

ただ、少なくとも、本件に関しては、他のオープンソース利用者(WordPressを使ってWebサイトを制作するユーザー、WordPressを利用するユーザー)を騒動に巻き込む必要はなかったと個人的には考えています。
他のオープンソース利用者(WordPressを使ってWebサイトを制作するユーザー、WordPressを利用するユーザー)にも問題について考えてほしい場合は別の形で、個人を名指しするのではなく、問題点を指摘し、「一緒に考えていきましょう」とした方が良かったと考えているからです。

もう一つ言えることとしては、「貢献者をブロックする」行為、「特定の組織を除外する」行為、「プラグインの乗っ取り」行為は、オープンソースソフトウェアであるWordPressのミッション達成、4つの自由に反していると個人的には考えており、だからこそ、今回の騒動はオープンソースソフトウェアWordPressの利用者がオープンソースソフトウェアWordPressに対する信頼度を少なからず低下させてしまったと、個人的には思っています……。

クリエイトアコード(夜空きり)はどう動くのか?(主観的)

元々、クリエイトアコード(夜空きり)自身はWordPressが好きで使っているユーザーではあるものの、WordPress絶対主義者ではないので、ご希望を聞いたときにWordPressに適しているならWordPressをお薦めしますし、WordPressに適していないなら他のツールをお薦めします。

なお、WordPress自体は「GPLv2(またはそれ以降)」のライセンスを持つ「オープンソースソフトウェア」であることから、これからもWordPressを使ったWebサイト制作等は問題なく行えると判断しています。
ただし、今回の直接的な影響を受けたであろうプラグイン「Advanced Custom Fields(ACF)」「Secure Custom Fields」および「WP Engine」「WordPress.com」のサービスは元々クリエイトアコード自身が使っていなかったこともありますが、残念ながら、利用ユーザーに対して直接影響が出ないとは言えなくなってしまったため、少なくとも、この騒動が落ち着くまでは新規での利用は控えたいと考えています。

WordPressを使ったサービスがメインですが、WordPressのみではなくJimdoも対応しています。
事業用サイト等で反映しているとは言えないので、随時Jimdoの対応についての情報反映などを行っていく方針です。

「Advanced Custom Fields(ACF)」「WP Engine」について

もし、既にこれらを利用しているサイトに関して今後の動きに関する相談を受けた場合は、状況をお伺いした上で最良の方法をご提案し、お客様と一緒に最良の方法を考えていきたいと思います。

「WP Engine」の今後の動向が読めない以上、「Advanced Custom Fields」は無料版・有料版問わず、新規導入としてはお薦めがしにくいのですが、前述のようにプラグインが別のプラグインに上書きされてしまっていることから、少なくとも、別のプラグインまたは別の実装方法に切り替えが難しい場合は、開発元である「WP Engine」からプラグインデータを入手して継続利用した方が良いと考えます。

「WordPress.com」について

今後、「WordPress.com」をオススメできると判断したケースでは、Jimdoをオススメするかもしれません。

Jimdo自体は大規模なサイトには料金的に向いているとは言いにくい(それでも、WordPressの保守管理を外注するよりは安いけど)のですが、ブログ機能もついているので小規模サイトなら十分対応できますし、操作も簡単な方だなと感じているので、不慣れなお客様にもオススメしやすいことから、WordPress.comをオススメするならJimdoでも良いと考えるためです。
ただ、操作も簡単でシンプルな分、見た目のデザインにこだわりたい場合は、WixまたはWordPress(インストール型)等で実装した方が良い場合もありますので、ここはご希望に合わせて最良なものを提案できたらと考えています。

Jimdoも個人的に好きなツールなのですが、WordPressの代替ではないと考えていますので、必ずしも「WordPress.comが適している」すべてのケースで「WordPress.comの代わりにJimdoを紹介する」わけではないこと、ご留意いただけましたら幸いです。

今後のプラグイン開発・提供について

自分自身は「私は金銭的にもその他の面でも WP Engine とは一切関係ありません。」に該当するはずなのですが、お客様のサイトでも一切使っていないと言われると怪しい(入っているサイトを改修等のサポートをすることはあり得るし、あり得たため)ので判断が難しく……。
そのため、WordPress.orgへのログインができない以上、プラグインの修正や開発等に支障が出ているような状態でして……。(対応バージョンの更新くらいならできるかもだけど……)

それでも、一般ユーザーが困ることを考えると、致命的な不具合が出たら「少なくとも直接的には関係していませんので!」と判断して対応する所存ではあります。
ただ、個人的な心情・信条としても、「なんでチェックまでして入らないといけないかなぁ……」と正直に思ってしまうところではありますし、今回の騒動に関係ない人には適用されないとのことのようですが、「自分自身のプラグインまたはテーマも上書きされてしまうのだろうか?」という気持ちが全くないと言ったら嘘になってしまうので、騒動が落ち着き、「上書きされない」と確信を得るまではストップせざるを得ないのが実情です。本件、早く落ち着いてくれると良いのですが……。

個人的には、公式ライブラリに登録されていないプラグインやテーマの利用はあまり推奨したくない(やむを得ない事情がある場合と開発元がSNS等でしっかりと情報を発信してWordPressへ貢献している点で信用できるケースを除く)ので、今回の騒動をきっかけに該当するプラグインやテーマが増えてしまうのではないかと危惧するところでもありますし、自分自身、該当するプラグインやテーマを公開する可能性を否定できなくなってしまった(年単位で騒動が落ち着かなかったら、流石に開発や修正等を行ったものを自サイトで配布しちゃうかも……)ことから、今回の騒動はとても残念に思っています。

本記事を作成する上で参考にした情報

こうして2024年WordPress騒動について自分なりにまとめ記事を書くことができたのは既に分かりやすい形で情報をまとめてくれた方々がいたからです。
本記事内で共有する情報ページのは一部であり、他にも有益なコンテンツを発信している方は多くいますが、これらの情報がなかったら、自分の中で言語化がうまくできずに、本件に対してどのように向き合っていくのが良いのか、どう理解を深めたら良いのか、自分の方針も未だに決められずにいたかもしれません。
とても参考になりました。分かりやすい情報を発信している皆様に対して本当に感謝しています。

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サイト運営者

クリエイトアコード

ホームページ(改善・改修)・SEO対策・Web集客のお手伝い屋さん【Web技術サポーター&Webコンテンツサポーター、Webサイト制作者】

ソフトウェア&ゲーム開発会社でプランナーとして従事しながら、ディレクション・マネージメント、資料作成の知識を実践形式で学ぶ。その後はリサイクルショップのWebサイト担当者として従事しつつ、SEOやWordPressの実践形式での研究を深めた。転職をした会社や兼業(副業)としての活動でも今までに学んだ知識と技術を活用しながらも更なる向上に努めていたが、様々な人のお悩み解決をしていきたいという思いが強くなったため、転職から二年後に独立。2022年5月10日に開業して個人事業主になった。
現在は、今までに得た知識や技術(SEO・WordPress・Webマーケティング・Web集客)を活かしながら「人と人を調和し、創造を支援する」「自分で色々動きたいので技術面をサポートしてほしい人や自分も考えたいが技術面については知見がないのでフォローしてもらいたい人を応援する」ことを目的に「訪問者に届けるコンテンツを作る」お手伝いをするための活動をしている。

事業の他、ソフトウェア&ゲーム開発会社時代に無理をした働き方をしたために自律神経のバランスが乱れやすいことや精神的にもダメージを負ったことから「抑うつ状態」と診断されて数年かけて寛解した経験から、同じような人が苦しまずに働くことができるように自身を実験台に「スキルを活用した生活に困らないかつ無理をしない働き方」の確立を目指している。


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